散歩効果は運動と大差ない 所さんの目がテンで実証
12月22日(日)の所さんの目がテンで、散歩の科学が取り上げられました。
散歩だって、運動になるのです。散歩カロリーをあなどってはいけない事がわかりました。
俳優の阿藤快さんが実験を行って、20分間のウォーキングと散歩を行った結果、ウォーキングの消費カロリーが136kcal、散歩は120kcalで、大差がないことがわかりました。
他にも年齢の異なる男女5人が同じように実験を行って、同じような結果が出ました。
ウォーキングとは、腕を平行に少し後ろに大きく振って、歩幅は普段より広く、スピードはいつもより早めに、一定の速さで歩くことです。
ただ歩くだけの散歩とはまったく違う、と思っていたので、意外でした。
お年寄りは散歩をしている人が多いのですが、漠然と体によさそうだ思って、足腰を衰えさせないために、やっているのだと思います。
一生懸命早く歩かなくても、効果はあるので、良い事をやっているのだな、と思いました。
そして、散歩にはウォーキングに勝るものがあります。
それは、時間の感じ方です。
散歩の方が時間がゆっくり感じるのだそうです。
ウォーキングは代謝が上がるので、代謝があがるほど時間が経つのを早く感じるそうです。
散歩は、自覚がないままに長めに歩くので、結果としてウォーキングより消費カロリーが多くなります。
さらに良い事は、散歩は、ひらめきや発想が浮かびやすくなるというのです。
実際に、アメリカのアップルの創始者スティーブ・ジョブズは、「散歩ミーティング」といって、歩きながらのミーティングを行っていたそうです。
歩く事によって、筋肉が動いて、血流が高まり、脳が活発になって、前頭前野が活性化するからよいのではないか、との事でした。
番組では、散歩愛好家でノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんの散歩に密着しました。
毎日1キロ離れた最寄り駅まで、車が来ない道を散歩しているそうです。
87歳ですが、歩幅が広く、わりと歩き方が早くて、お元気そうでした。
散歩をする時は、自分の好きな場所や自然環境など、歩くモチベーションがあがりそうな道を選ぶと良いそうです。
階段や坂道は足腰の筋力アップや心肺機能のアップになりますし、芝生は足の指やバランスを鍛えるには良い場所とのこと。
途中のベンチで足ストレッチをすると、疲れがとれて、また歩けます。
買物をかねて歩くのも悪くないそうです。これは意外でした。
両手に同じくらいの荷物を持ってバランスをとったり、背中にリュックを背負って、買ったもの入れていく人もいて、荷物で負荷がかかるので、良いのだそうです。
散歩はだらだら歩いているようでも、実はとても体と心に良い事がわかりました。
運動としては、1人でウォーキングした方が、絶対に効果があると思っていました。
一定の速さを保って歩くと、脳に規則正しい刺激が伝わって、ストレス解消につながる、とどこかで聞いたので、早歩きがよいと思っていました。
頑張って歩かなくても、もっとリラックスして、周りの景色や自然を感じながら歩いた方が、心身ともに健康につながる、と思いました。
私は犬の散歩をするので、毎日歩いています。
今欲しいと思っているのがタニタのカロリズムです。
活動量計でいろいろなタイプがありますが、目標を設定すると無理のないダイエットが実現するというカロリズムダイエットがよいな、と思っています。